「エンドロール」を読みました
『エンドロール』を買ったのは、ぷらっと寄った本屋で
タイトルに惹かれたのと、帯に「この一冊に救われた」とあったからだ。
小説に救われる?
そう思いましたが最後まで読んで、久しぶりに心が温かくなった作品でした。
【簡単なあらすじ】
映画監督になる夢破れ、故郷を飛び出した主人公はアパートの管理のバイトをしていた。ある日、住人の独居老人・帯屋が亡くなっているのを見つけ、遺品の8ミリフィルムを発見する。
遺品の8ミリフィルムをみた主人公は、亡くなった帯屋の人生に惹かれ、帯屋の人生を辿り始める。
作品の詳細は読んで欲しいので、感想を。
最後の30ページで締めが急ぎ足ですが、それを覗いても楽しめました。
エンドロールというタイトルだけあって、本当に映画のように読み進められました。
それとあとがきも良いので最後まで読んで欲しいです。
孤独死の見方もひとつ変わってきました。
いま1人でいる人、嫌なことばかりで辟易してる人に見てもらいかな。
物語って本当にいいですね。
最後にあとがきに書かれた言葉を引用してさようなら。
物語には、人を救う力がある。